入院してみていろいろな経験をしましたね。やっぱり最悪のことを考える時期だったので最初は個室でベルト付きのベッドでした。外から鍵を閉められていました。小さな窓がついていて廊下が見えるんですけれどそこを当然人が通っていくんです。窓もひどい時は外が見えないように白い紙のようなもので外側を覆われるんです。
また、普通の病院と違うのは電気髭剃りやドライヤー、テレビ、CDラジカセなどが持ち込めないのです。いわゆる電気コードがあるもの、刃物があるものなど事故を引き起こす可能性のあるものはすべて持込み禁止です。どうしても必要な場合は事務所に預けておき、必要に応じて払い出してもらいます。
公衆電話はありますがケータイは持込み禁止です。こちらはできる限り日常生活と離れた状況で治療することが望ましいからです。
それと神経科の外に出られるようになるまで数日間掛かりました。散歩の途中で逃げてしまうことも想定しているのです。散歩と言っても病院の売店で買い物をしてそれから中庭のようなところでタバコを吸ったりジュースを飲んだりするだけなんですけどね。患者さんの状況により10時と3時に外に出られるんですが正味20〜30分くらいの院内散歩なんですけれど中々許可がもらえないわたしにはとてもうらやましかったのです。
さらに天気が良くなると病院の周りをぐるっとまわってくることが可能なんです。院内も院のまわりも看護師さんの同行が必要でした。わたしも許可が出るようになると病院の庭を毎日散歩するのが日課であり楽しみでした。
散歩以外の楽しみとしては雑誌やマンガでした。ちょうど邦画になった最終兵器「彼女」や「いいひと」が置かれていて夢中で読みました。
あとは日常的ですがお風呂は男女共用だったこともあり週3、4回しか入れませんでした。洗濯は最初は家内が全て持ち帰っていましたが小1娘と1歳になったばかりの娘がいましたので最後の方は何回にか置きに自分でこなしていました。といってもコインランドリーのようになっていてお金を入れて洗いお金を入れて乾燥するだけの簡単なものでした。
でも何かしているだけで気がまぎれる感じは嫌いではありませんでした。
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