うつ病になった時考えるのはマイナス思考のことばかりになりがちです。どうしてうつ病になってしまったのか。日頃の行いが良くなかったからなのか。わたしの場合、今考えるとおかしなことばかり考えていました。
部下と仕事の話をする時になぜあのようなひどい言い方をしてしまったのか。なぜあの仕事を引き受けてしまったのか。そしてなぜあのような失敗をしてしまったのか。
とにかく、病気になった頃を徹底的に検証して、頭の中で再現しました。後悔先に立たずと言いますが過ぎてしまったことを考えても何にもならないのに考え続けました。
そしてその後悔の範囲がどんどん過去に遡っていくのです。今思えばすごい記憶力なのです。そしてその場面を再現して限りない後悔の世界へ入り込むのです。
これはうつ病という病気の症状です。脳の中のセレトニンという物質が頭の中の情報を伝達しているのですがうつ病になるとセレトニンの動きが悪くなり考え方がマイナス思考になるのです。
だいぶ時間が経ってからですが、うつ病は本当に物理的な病気だと思うようになりました。性格が悪いとか、育った環境のせいだとか思う必要はないのです。
足を骨折したら歩けませんよね。なんで自分は早く走れないのだろう。階段を登ることさえできない。お風呂に入ることさえできない。なんて自分はだめな人間なんだろうとは思いませんよね。
それと同じようにうつ病は脳が骨折して前向きな考え方ができないだけなのです。あなたが悪いわけではなく、病気が悪いのです。ただ、脳の中は見ることができないので本人もまわりも配慮が足らなかったり、必要以上に気を使ってしまったりします。
だから薬による治療も足の骨折と同じように必要なときは飲むべきなのです。わたしはこのように考えることで随分楽になりました。
プチプチッと応援してください。よろしくお願いします。