いつかは晴れる IT業界に勤める営業マンのうつ体験記 2010年08月 いつかは晴れる IT業界に勤める営業マンのうつ体験記
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うつ病から復職した自分の経験を生かし同じ病気で悩む人の力になりたいと思い、ブログを書くことにしました。
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いつかは晴れる IT業界に勤める営業マンのうつ体験記
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プロフィール

中田健

Author:中田健
                       現在50才でIT系企業の営業と販売促進を担当しています。41才の時にうつ病になり、入院もしましたが約2年間休職した後に無事復職、現在に至ります。
 本々は営業マンで20年順調に過ごしていましたが、職場が変わったり部下が増えたりとストレスの多い環境だったと思います。
 今はすっかり良くなったのでうつ病を早く治す考え方などをブログで伝えています。

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「 2010年08月 」 の記事一覧
2010.08.30 Mon
休職中の過ごし方(初期)
休職中の過ごし方、初期編です。

2008年6月頃に書いたもののリメイクです。

無駄に時間を過ごす。

うつのひとにとってはとても難しいことではないでしょうか。

わたしは休職当初は後悔の念に駆られ、そしてなにもするどころか起きていても奥さんの話し

さえ耳に入らない状況でした。

そして体力が衰えて幻聴や幻覚がでるまでになり入院。

退院してもふとんに入ったまま、寝るでもなく起きるでもなく過ごしていました。

お互いに疲れるだろうと言うことで自分の実家に身を寄せていました。

することといったら体調が多少いい時に実家の隣にある公園の周り、200~300mを

1周回って帰って来ることだけでした。

本当に何もすることが無い、何もする気がしない、本当に砂を噛むような過ごし方でした。

たまにテレビを見ても倒産だとか自殺だとかリストラだとか言う記事にびくびくしながら

過ごしていました。

お笑い番組も嫌いでした。

みんなが笑うところでとっても変ですが取り残されたような気がしてしまうのです。

みんなが笑っても笑えないんです。

これはつらかったですね。

そのうちにテレビでやっている映画を見るようになりました。

良く考えると映画なんてもう10年くらい見ていないんですね。

なんか映画見ているときだけは自分がうつだということを考えずに集中できることに

気が付きました。

すると映画が待ち遠しくてしょうがなくなりました。

まったく稼ぎが無いんで迷ったんですがレンタルビデオショップに行って毎日2本くらい

見るようになりましたね。

とにかく、見終わると現実に引き戻されるような感じだったので一生懸命見ました。

テレビの映画は昼の12チャンネルだろうが夜中2時から始まる字幕映画だろうがすべて録画

しました。

ターミネーターとかマトリックスとが近未来的なものインディージョーンズなどの冒険的な

ものなどどんどんのめりこんで行きました。

そんな映画なんか見ている場合か?

生きるか死ぬかの一大事にそんなことしていて良いのか?

仕事はどうするんだ?

将来はどうするんだ?マンションのローンはどうするんだ?

なんて思いましたがもうどうすることもできません。

だんだん映画に対する集中度があがってくると映画を見ていないときの落ち込み度も

良くなったような気がしました。

そのうち今度は音楽を聴いてみたくなりました。

宇多田ヒカルと何かを借りました。

すっごく良い音でびっくりしました。

そして体の中からじんわりと音楽が沁みてくるような気がしました。

わたしは入院前に奥さんが買ってきたCDの音楽を聞いて下手なバイオリンの音にしか

聞こえなかったことがありました。

それからいろんなCDを借りてきてダビングして何度も何度も聞きました。

「あー生きてるんだな」という気持ちがしました。

ここまで読んでくれてありがとうございます。

いつものことですが、できればこのブログをたくさんのひとに読んでもらいたいのです。

その中から、少しのひとで構わないので共感して欲しいです。

そして本当に良いと思ったら下のうつ病ボタンを押してくださいね。

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気分転換    Comment(2)   TrackBack(0)   Top↑

2010.08.28 Sat
理由もなく怖い
先日、こんなコメントをもらいました。

>調子のいいとき悪いときに関わらず、私は人が怒っているのを聞くと怖くて動悸がして手が
>震えだします。

そしてテレビのドキュメンタリーでさえ、怒っている人がいると怖いそうです。

少し違いますが私も同じような経験があります。

私は記憶力と判断力に自信がなくなりました。

そのため、少しでも家から離れると道に迷い帰れなくなりそうで怖かったことを覚えています。

家から5分と掛からない裏道を通るときでさえ、道に迷う感じがするのでした。

このため、散歩もまっすぐで解り易い道しか通らなくなったりしました。

また、自分の体力が極端に弱ってしまい、親父狩りに会う様な気がして中学生や高校生が

集まって道端にいるだけで襲われる怖さを感じ、外に出ることが怖くなりました。

それ以外にもまだ運転が出来た頃、カーブが曲がりきれない気がして怖かったり、車庫入れで

バックするときもどこかにぶつかりそうで怖くて仕方がありませんでした。

今思えば、うつ病というのは掛かった人をストレスから守るために危険にさらすようなことを

避けるのではないかと考えています。

あまり動かないことが安全と判断して、動くことを制限したり怒っている人に近づいて攻撃

される危険を回避するために必要以上に怖がったりするのではないでしょうか。

不思議なことに治ってしまった今は親父狩りもカーブも車庫入れもまったく怖くありません。

うつ病はいやな病気ですが、自己防衛本能のようなものと思えば少しは救われるような気が

します。

そんなわけで怖いという感情は自然と治るものなのであまり気にしなくて良いと思います。

ここまで読んでくれてありがとうございます。

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2010.08.23 Mon
苦しみを乗り越えた先には・・・
うつ病は過去を後悔し、未来に望みがなくなり、己に嫌悪感を抱かせます。

場合によっては死んだほうがマシだと本当に思わされてしまいます。

だからこそ乗り越えることができれば、それだけで嬉しく、生きることの素晴らしさ、

周りの人への感謝の気持ち、困っている人への優しさを身につけることが出来ると思います。

私の場合、そこまでは行きませんがそれでも以前よりは格段に自分を好きになっています。

以前の私は、何事につけ他人の悪いとこるばかりが目に付く性格でした。

本人はそれでもその人にもっと良くなってもらいたいという気持ちがあるのですが今になって

考えれば身の程知らず、恥さらし、優しさの欠片もない仕事人間だったのです。

自分なりには仕事への努力を怠らず、常に自分にも厳しい態度でいましたが周りからはかなり

浮いた存在だったことでしょう。

あのまま、定年まで勤めていたならばと思うとぞっとするとさえ思っています。

ひとりでがんばって成績を出しても誰も喜んでくれなかったでしょう。

若い時は、それも魅力ですが40過ぎたオジサンがそんなことを続けていたら孤立の道を

選ばざるを得なかったでしょう。

そんな私の自分勝手な性格を直し、みんなの私への見方を変えるためにうつ病が私を助けて

くれたとさえ思っています。

もし、うつ病に罹ることがなかったらビジネスマンとして40歳からの20年間を過ごした

ことでしょう。

毎日、日経新聞を読み、ビジネス雑誌を月に5冊は読み、リーダー論の本を読みあさり、

遅くまで仕事に明け暮れ、夜の10時から仕事を肴に酒を飲み、休みの日にも家族を振り返る

ことなくゴルフ場に通い詰めたことでしょう。

そして定年になる頃には周りから嫌な奴がやっと辞めたと陰口を叩かれ、家庭内にも私が

居なくともうまく行くシステムができあがり、趣味もなく、友達もなく、行くところもなく

死んでいったことでしょう。

そのことに気付かせてくれたうつ病には感謝してもしきれないものを感じています。

豊かな人生の後半戦を送れるか否かは、これからの自分次第です。

せっかく苦しみを乗り越えたのですから、元の自分ではなく、新しい自分を目指したいと

考えています。

音楽を聞き、たくさんの映画を観て、読書を楽しみ、カラオケに行く。

そんなことさえ、病気にならなかったら殆ど縁のない人生でした。

今、苦しんでいる最中に中々考えられないことかも知れませんが自分の人生、生き方、

家族のことを真剣に検討できるチャンスと思うことです。

苦しんだだけの喜びがあるはずです。

ここまで読んでくれてありがとうございます。

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2010.08.20 Fri
再発を呼ぶひとり相撲
再発するひとの傾向というのがあうように思います。

復職してしばらくは大人しくしていても調子が良くなると誰でもがんばってしまいます。

そのがんばってしまったところを最低基準にしてしまうひとは再発し易いのです。

復職してがんばれるということはうれしいものです。

本当に治ったと勘違いしてしまいます。

しかし、必ず揺り戻しで調子が悪くなるのも良くあることです。

その時、調子の悪いことを隠してしまうのはかなり危険です。

そんな人に限ってそのがんばれたという事実を崩したくないために調子が悪いにも係わらず

その状態を他人に見せないようにします。

周りの期待を裏切りたくないと考えているのですが、周りはそんなに深く考えていません。

調子が悪ければ仕事を頼んでも断るだろう、断らないならば頼んで良し。

そんな風に考えるものです。

しかし、再発し易いうつ病患者は他人が期待していると勝手に考えて調子の悪さを認めません。

こうして、調子の良し悪しの波を繰り返しながら、調子の良い時の自分を死守しなければ

いけないと自分勝手に思い込み、ひとり相撲になってしまうのです。

休職までしたのですから変な見栄は張らず、落ち込んだ時には正直にそう話せば良いのです。

再発する人は真面目です。

休職して遅れた分を復帰したら取り戻さなければならない。

周りが期待しているのだからがんばらなければいけない。

客観的に見ればまだ完治したわけでもないのに自分勝手に解釈して、過度なノルマを自分で

与えているのです。

本当に怖いのは自分で自分を追い詰めてしまうひとり相撲です。

変なプライドを捨てることができれば、調子が悪い時ははっきり周りに言えれば、再発の

リスクはずっと少なくすることができます。

自分に正直に生きましょう。

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2010.08.16 Mon
自信が持てない
うつ病になって回復したのに自信が持てないという悩みのコメントをいただいたので

回答したいと思います。

私は復職して6年経ちますが半年前から自信を回復してきたことを実感し、3ヶ月前からは

すっかり元に戻ったように感じていました。

しかし、仕事に自信を持つと仕事の量や責任も負うことになり少し疲れ気味です。

病気になる前は常に自信満々、やる気のない部下を厳しく追い詰めていました。

当時はそれが自分にとって正義であり、当たり前だったのです。

自信を取り戻すということは、以前の自分に戻ってしまうようで心地良くもあるのですが

やはり長続きはしないようでもっと評価されたい、実績を残したいという欲に支配される

そう感じています。

また、それを達成できる見込みがないと再認識すると辛く、虚無感に襲われます。

今はそのやる気の出る時とそうでない時も自分なんだと受け入れる努力をしています。

辛さを埋めるものは他人や家族への思いやりだと思います。

最近、仕事がうまく行っていたこともあり、家族への思いやりに欠けていた部分があり

後悔しています。

まだ間に合うと思うので家族との時間を大事にしたいと思います。

どうしても仕事のやりがいを求めてしまうタチなのでだめですね。

本題に戻ると自信がないというならば、それでも良いと思うことです。

だいたい自信があって喜ぶのは本人だけです。

自信がなければそれだけ他人の弱いところも認められるということです。

自信がないからこそ良い部分もあるのです。

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2010.08.13 Fri
負けないということ
うつ病に負けないということ

うつ病はひとから色々なものを奪う。

健康、出世、金銭、家族、幸福感、充実感、睡眠、自信、仕事などなどひとによって違うが

本当にそのひとにとっては人生や命を奪われた気持ちさえしてしまいます。

でも実際に奪うわけではなくそんな錯覚をしてしまうだけで、治ってからそのことに気づき

ますがそんな深刻に悩んだことさえ忘れてしまうのです。

わたしももっとも苦しい時期に担当医から「うつ病を経験して、そして克服したひとは人間に

厚みができると言うか、ひとの気持ちを思いやることができるようになるんですよ。」などと

言われてもとてもそんな気分にはなれませんでした。

わたしの場合、復職して6年が経ちます。今でも以前の状態を100とすると80くらいかな

と思います。

でも、今はそうしたことも受け入れられるようになったというか、そんな気がしています。

がんばりすぎるとうっちゃん(うつ病)が無理しちゃダメだよと教えてくれている気がします。

以前は異常に元気で毎日遅くまで残業して、部下にもそれを強要していました。

「仕事を極める」それこそが価値観だった気がします。一生懸命やれば道は開ける、お客様の

要望に応えるためには無理をするのが当たり前で社内の人間すべてが協力すべきだと

思っていました。

飲みに行くことも日常的で週に3、4日は行っていました。土曜日は会社の先輩たちとゴルフに

行き、日曜日はゴルフ練習場へ行き、家庭のこともほとんど顧みない生活を何年も過ごして

いました。

ひとを褒めることもせず、欠点を直すことばかり考えている人間だったと思います。

仕事を一生懸命こなしているのだから休みの日ぐらい自分の好きなことをして何が悪いんだと

思っていました。

それがうつ病のおかげで立場は一挙に逆転しました。

とてもひとに注意のできるような器ではなかったのです。

あんな生活をずっと続けることが良かったとは今は思っていません。

うつ病にならなかったら定年まで家に帰るのは夜中、酒の飲みすぎで体を悪くして、家族で

ご飯を食べることもなく、趣味もなく、何かに熱中することもなく過ごしたことでしょう。

うつ病がわたしの人生を心配してくれて守ってくれたのだと考えるようにしています。

うつ病に負けないということ。

勝って昔の生活を取り戻すことではないと思います。

他人に自慢できる充実した人生ではありませんが、以前よりも生きることの楽しさ、ひとに

対するやさしさを持つことができるようになったのではないでしょうか。

今うつ病のかたの苦しさは共有できませんがいずれみなさんもそう思えるようになって

くれたらと祈ります。

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2010.08.10 Tue
歪んだ世界
うつ病のせいで歪んだ世界を見ていることを知っていますか?

うつ病の怖さは現実を歪めて見てしまうところにあります。

ひとによっても違うと思いますがわたしの場合を書きます。

まず第一に限りなくマイナス思考です。本当に信じられないくらいです。

例えば仕事に失敗すれば全部自分のせいです。

わたしの場合であれば部下の営業マン10人いて誰かのお客様の受注が取れなければ

全部自分のせいです。

トラブルがあれば自分のせい、グループで予算達成しなければ自分のせいです。

家でも子供をあやして泣き止まなければ自分のせいです。

変な話、テレビの星占いを見て悪ければ落ち込みます。

ひどいときは星占いが始まるとチャンネルを回したり席を立ったりします。

家内がわたしの話を聞いて「仕事に多少の失敗はつきもの」だと言っても、実際の仕事を

知らないからそう言ってるだけで絶対わたしが悪いのだと思っていました。

部下と仕事のことで衝突したのも自分のせいですし、きっと嫌われているに違いないと

思っていました。

とにかく、まわりがそんなに悪いことをしてきたわけではないからと言われても絶対

信じませんでした。

第二にまわりに迷惑を掛けているので嫌われているに違いないと思いました。

とにかく会社のひと全てが嫌っているのではないかと言うくらい、そう思っていました。

それまでは、やる気があればなんとかできる。

できないのはそのひとに問題があるからだという風に思っていましたから、弱気になると

マイナス面がいくらでも思い出されてくるのです。

それこそ子供の頃、転校した時なかなか友達が出来なかったのは自分のせいだった。

クラブ活動で部長になってみんなをしごいたのも自分の悪い面だったなど自分の人生すべてを

棚卸しして自分自身を責めまくるのです。

第三に何もかも怖くなりました。

車を運転するのが怖い、電車に乗るのが怖い、買い物に行くのが怖い、自転車に乗るのが怖い、

テレビが怖い、音楽が怖い、そして歩けなくなるかもしれないと思うと足が痛くなりました。

たぶんこれは睡眠不足とセレトニンと言う情報を伝達する物質がうまく働かないせいだと

思います。

最後は歩くこともできなくて精神病院に入院しました。

今考えるとおもしろいですよ。

運転するのが怖いだけでなく、助手席に乗っていても脳の動きが遅いので車のスピードが速く

見えるんです。

これ以外にも色々症状はありましたが、知識が充分でなかったわたしはこれがうつ病のせいだとは

思っていませんでした。

病気になったからといって考え方が変わったり、マイナス思考になったり、運動神経が悪くなったり

するとは思いませんでしたから。

このように現実を捻じ曲げたりするところがうつ病の怖いところです。

ですのでこの文書を読んでいただいたあなたは、うつ病が間違った考え方をしているだけで治れば

柔軟な頭や前向きな心が必ず戻ってきます。

わたしを信じてください。あなたは大丈夫ですから。

それでも今のあなたの考え方を信じてこのブログの内容を疑うのでしょうか?

ここまで読んでくれてありがとうございます。

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2010.08.08 Sun
絶対に休めない
絶対に休めない。

私はそう思いながら半年以上苦しみ、結果2年近くの休職をしてしまいました。

今なら間違いなくすぐに休むでしょう。

当時41歳だった私は休んでしまったら昇進の道が閉ざされると思っていました。

それどころかサラリーマン人生が終ると思いました。

定年まであと20年弱、住宅ローンも残っているし、下の子も生まれたばかり、

今、この状態では絶対に休めない。

一方でグループ内の結束は最悪でトラブルも多発、成績を立て直す糸口もまったくない。

今考えれば病気にならないほうがおかしいかも知れません。

そんな中に自分で蒔いた種とは言えずっと使っていました。

休む数ヶ月前にはその間違いに気付いて皆との関係を修復しようとしましたが、一度まずく

なった関係は簡単に戻るはずもなく、中途半端な遠慮にしかなりませんでした。

その中途半端な遠慮がお客様対応にも出てしまい、更に大きなトラブルを生んでしまいました。

とうとう、そのお客様担当からも外されてしまったのです。

部下からは同行セールスの依頼もすっかりなくなり社内でパソコンを相手に時間を潰しました。

週一回の上司だけの会議では良い報告は何もなく、部下が何をやっているのかもわからず、

その月曜日の会議のための報告書を埋めるだけで木曜、金曜を潰しました。

それでも胃が痛み、埋めることができず、土曜、日曜で胃が痛くない時間を計りながら報告書を

作成して、何も良いことがない報告に愕然としました。

それでも何とか皆との溝を埋めようと夜、10時、11時まで居残り、家には帰れないとメールを

しました。

もう、何のための仕事なのかわからなくなりました。

そして4月になり、もう少しでゴールデンウィークに逃げ込めると自らを元気付けましたが、

それはわずか10日で終わってしまうものですぐにもとの世界に連れ戻されると気付いたとき、

耐え切れず倒れこみました。

休めないと言っていたくせにそれから約2年間休んでしまうのです。

もし、仮にもっと早く休むことが出来たならもっと早く復職できたかも知れません。

ただ、自分の生活態度を改めるための日数としては適度だったとも言えます。

もっと早く休むことができたらというのは比べようもないことですし、自分にとってすぐに

休職して、復職もしたならば再発を繰り返した気もします。

とにかく、絶対に休めないというのは嘘です。

本当に大事なものを失わないことを大事に生きていきましょう。

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2010.08.04 Wed
心の病のうそ、その5最終章
心の病の最終です。

私自身が苦しんだことなので強いこだわりがあるのですが、心の病、心の風邪という

表現は良くないと思います。

やはり病気になったその人の考え方、心の持ち方に問題があると本人にも周りにも

思わせてしまいます。

「そんなつまらないことを気にするんじゃない!」

つい、うつ病のひとに言ってしまうことですが、気になる病気なのでしようがないのです。

心の病と思うと、そう考えてはいけないと思えば思うほど、考えてしまいます。

挙げ句には気にしてしまう自分はやっぱりダメな人間なんだと結論付けてしまいます。

でも実際は違います。

うつ病は脳の病気です。

脳がうまく働かないからこそ、考えがまとまらない、明るく考えられない、ただそれだけの

ことです。

足を骨折したら走れない。

骨折した足で走れないのは考え方ではどうしようもありません。

考え方を変えても足の骨折はすぐには治りません。

じっくり骨がくっつくまでは養生するしかありません。

休職して申し訳なく思う気持ちは人間として正しい考え方ですが骨折や脳の病気は休んで

治すしかないのです。

だから決して自分を責める必要はありません。

自分だけでなくご家族にも理解してもらうことが大事ですよ。

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2010.08.01 Sun
心の病のうそ、その4
心の病でない証拠はまだあります。

治る兆候です。

私はうつ病が酷くて食欲もなくなり、睡眠をとりこともできなくなり、幻影を見て入院しました。

病院で眼が覚めた時、現実感がありませんでした。

これ以上生きていけないと思っていたのにお腹が空いたんです。

数週間、何を食べても砂を噛むようで無理やり押し込んでいたのになぜかお腹が空くのです。

こんな時にお腹が空く自分の浅ましさにあきれ果て2、3日は我慢して食事を残しました。

しかし、この病院の中で一生過ごすこともできないのだから退院することだけ考えようと

自分を説得して食べることにしました。

生きるか死ぬかと考えているのにお腹が空くのです。

入院中は自由に外へ出られません。

外へ出たい欲求があるわけですが天気の良い日には富士山が見えることがあります。

それが病院内では非常に盛り上がるのです。

みんな富士山が見えた日はとても明るいのです。

私にもすごくきれいに見えるのです。

奥さんなどはドン引きです。

このようになんの脈絡もなく突然元気になるのですがその後また理由もなく落ち込むのです。

元気になる時に理由はありません。

突然今日は元気になり、翌日は元気がなくなるのです。

その繰り返しで次第に元気がある日が増えて元気のない日が減っていくのです。

気の持ちようというよりも調子の良さに引きずられて元気になる感じです。

別に気持ちを入れ替えて考え方を変えたから治ってきた事実はまったくありません。

急に治った?と思うくらい急に変わります。

心が変わったなんてことはまったくありません。

体調が変わると考え方も変わるんです。

その日までじっと耐えていれば良いんです。

ここまで読んでくれてありがとうございます。

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