いつかは晴れる IT業界に勤める営業マンのうつ体験記 薬と病院 いつかは晴れる IT業界に勤める営業マンのうつ体験記
うつ病から復職した自分の経験を生かし同じ病気で悩む人の力になりたいと思い、ブログを書くことにしました。
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いつかは晴れる IT業界に勤める営業マンのうつ体験記
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プロフィール

中田健

Author:中田健
                       現在48才のIT系企業の販売促進を担当しています。41才の時にうつ病になり、約2年間休職した後に無事復職、現在に至ります。
本々は営業マンで20年以上順調に過ごしていましたが、職場が変わったり部下が増えたりとストレスの多い環境だったと思います。

落ち着ける本
せっかくうつになったのだから、人生を考え直してみよう。せっかくうつになったのだから自分を見直してみよう。そしてうつが治ったら言ってみよう。あーうつになって良かったと。
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「 薬と病院 」 の記事一覧
2008.08.04 Mon
腰痛でうつ病を治す
今日、椎間板ヘルニアのため都内の病院に入院しました。4月からひどい腰痛だったんですが結局改善せず、入院することにしました。手術は明日ですが何やかや手続きやら検査やらあり大変な思いをしました。

特に手術する背骨の位置に疑問が出て再度検査することになりました。この検査にルートブロックという注射が使われますが正しく高圧電流が腰から足にかけて走るようなものです。恥ずかしながら悲鳴をあげていました。小さな子供が注射で泣き叫ぶ気持ちが良くわかりました。

検査の結果、もしかしたらヘルニア2ヶ所切るかもしれません。

その時ふと思いました。椎間板ヘルニアは腰の病気ですが気が付くと病気を治すにはどうしたら良いんだろうかということに集中しているんです。当たり前に思いますよね。

でもうつ病だった時のことを考えると病気を治すことに集中していないんですよね。復職できるかとか人間関係は回復できるだろうかとか。

うつ病って悩み事じゃなくヘルニアと一緒で病気なんです。ヘルニアだって場合によっては1年くらい休職します。だけど誰もそんなこと考えません。それはヘルニアとは違うっていうでしょう。でも治った時は病気だと考えます。

明日手術なんでお見舞いに是非クリックお願いします。こんなことにこだわるところがうつになり易い性格の現れかもしれませんね。

ご存知ですか?医療費が3分の1になる自立支援医療制度(精神通院)。
広告じゃありません。ご安心を。


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2008.07.16 Wed
カウンセリングの必要性
[カウンセリング] ブログ村キーワード=クスリだけの力では立ち直れないと判断したときに使う治療法の一種。

カウンセリングは必要か、そして有効か

わたしの過去に記事をご覧になった方はご存知ですがかなり重度のうつ病患者だったと思います。なのでカウンセリングも経験していますがわたしにはあまり合わなかったようです。なぜならば悩みを打ち明けてもカウンセラーと共有できたという実感が持てなかったのです。

カウンセラーの方にもよりますが、わたしの悩みを理解してくれる感じがしないのです。病気もあリ説明するのが下手なのかも知れませんが、予算や異常な納期、プレッシャー、人間関係、このような悩みを経験していないのでズレがあるんです。でもこれはカウンセラーとの相性になるのでしょうか。

わたしと同じ会社に勤めているBさんはカウンセラーと馬があうょうで毎週のようにカウンセリングを受けています。彼女の場合ディスカッションするように疑問をぶつけて約1時間くらいはなすようです。時には2時間に及ぶディスカッションをしてスッキリして帰るようです。

ただし、料金は1回1時間5,000くらい掛かるので妻子持ち住宅ローンありのわたしには無理です。

ただカウンセりングは無理でも身近に話を聞いてくれるひとは必要だと思います。うつ病のひとは考え方が暴走する可能性があるのでそれを修正するので正してもらうためです。

わたしのカウンセラーは奥さんでした。わたしが入院している間、医師からうつ病の教育を受けていましたし、仕事の悩みも話していましたからピッタリでした。タダですし24時間いつでも話を聞いてくれましたから。

とにかく話を聞いてくれるひとは是非つくっておきたいですね。




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2008.07.05 Sat
うつ病の医療費が3分の1に?
[医療費控除] ブログ村キーワード=知っている人と知らない人で負担額がまったく違ってしまうもの。

ちょっと怪しいテーマですが詐欺ではないのでご安心ください。

うつ病の方で自立支援医療制度(精神通院)を利用されていない方いらっしゃいますでしょうか。

この制度を利用するとうつ病うつ病をはじめとする精神疾患の診察代と薬代も含めて

通常の3割負担から1割負担になるというものです。

正式には障害者自立支援法に基づく自立支援医療制度(精神通院)と言います。名前がまたイヤな呼び方ですけれどここは無視しましょう。

有効期間は1年で自己負担額が、医療費の1割となります。

この制度は、統合失調症やうつ病等の精神疾患を有し、通院による精神医療を継続的に要する程度の病状にある方が対象となります。

なお、精神症状が改善していてもその状態を維持し、かつ再発を予防するために通院医療を継続する必要のある場合は対象となります。つまり医者に通っている限り1割負担ですみます。注意点としては病院1ヶ所、薬局1ヶ所のみが対象です。

申請窓口はお住まいの市町村の役所になります。病院に聞くと申請書をだしてくれることもあります。

手続きに必要なものは次の資料です。
・医師の診断書(自立支援医療(精神通院)用診断書)
・自立支援医療(精神通院)申請書
・受診者及び受診者と同一の「世帯」に属する者の名前が記載されている被保険者証など
・受診者の属する「世帯」の所得の状況等が確認できる資料

1ヶ月くらいすると医療受給者証を送ってきてくれますが市町村に申請に行って受付印をもらえばそれを病院に持って行けばすぐに使えます。

これで医療費が3分の1になるんです。症状が重い場合はこうした手続きも負担が大きいと思います。奥さんやご両親、周りの方にお願いして手続きを進めましょう。

ひとつ不満なのはどこの神経内科でも診療内科でもこの制度を教えてくれないことです。

しょうがないので患者同士で広めましょう。どなたかのお役に立てば幸いです。

参考のためにわかりやすかった千葉県のホームページ掲載しておきますね。
http://www.pref.chiba.jp/syozoku/c_syoufuku/cmhc/sinsakaimage/jiritsu.htm


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2008.06.07 Sat
神経科入院についてその7
次の日の診察で担当医から言われたのは抗うつ薬が効きすぎて躁状態になったことが原因だったそうです。わたしの不安をよそにこういったことは良くあることですから。薬の相性の問題なのであまり気にする必要はないと言いました。そう言われても前日のような体験は普通しないと思うので薬のせいだけとはなかなか思えませんでした。

ちなみに翌日家内に確認すると確かに「おれが死んでも良いのか?」と質問されたが「いやよ。そんなことだめに決まっているじゃない」と言ったそうです。うつ病の彼女に何を頼んだの?と言う方もいたんですが覚えていないんですよ。ただ、他愛の無いことでテレビ番組のビデオをダビングしてくださいとか何とか言ったと思います。

先生の話に戻りますが、先生は退院する前でよかったと言いました。確かに自宅でそんなことになったらと思うと恐ろしいことですが良かったと言う先生はすごいと思いました。結局また別の抗うつ薬を飲むことになりました。この薬を変更すると言うことは今までの治療をやり直すことになるのです。まずこの薬が体に染み込むまで1週間。血液検査も行い、効いている事を確認すると気持ちが明るくなるように量を増やしていきます。これもいっぺんに増やすことはできないので2、3日置きに1錠から2錠、2錠から3錠と増やしていきます。

しかし、今度は気持ちが持ち上がってきません。躁うつ状態になった時は本当に完治した感覚がありましたから余計に今度の薬の効き目が弱いように感じました。この薬の再調整のために入院期間はさらに半月間延びてしまいました。

そしてうつ病とはなんて惨めな病気なのでしょうか。わたしが声を掛け、一緒に話し、励ましてきた患者たちが次々と退院していくのです。最後まで病院に残っている自分が一番病状が悪い気がしました。後から入院してきたひとたちと話す元気もなくなり、孤独な気持ちで入院生活を送りました。

しかし、今考えると入院したからこそ自分にあった薬にめぐり合えたと思います。先生につきっきりで診てもらいながらだからこそできたことだと思います。

もうひとつ大きな収穫だったのはわたしだけでなく、家内も面会に来たときは必ず先生と話をしていましたのでうつ病に対する知識を身につけたことも大きかったと思います。特に家内から見たわたしはどうかというのを毎回先生から聞かれました。これにより症状だけでなくうつ病患者の思考もかなり理解できたと思います。その後の治療の上で大きなパワーをもらったと思います。

前の薬のように画期的な効き目があるものではありませんでしたが、それなりに合う薬とめぐりあって無事退院することができました。

前回のブログを見た方は驚かれたと思います。ごめんなさい。でも結果的には良かったと思っています。神経科入院シリーズはこれで終わりです。

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2008.06.06 Fri
神経科入院についてその6
そしてずっと調子が良いまま退院の前日になりました。明日で退院だと思ったときふと変な考えが浮かんだんです。そうだ、このことを本にしよう。うつで苦しんでいるひとに希望が与えられるような本を書こう。会社の上司や社長にもうつのことをもっと知ってもらうようにしよう。

みんなうつのことを知らないから変なふうに考えるんだ。自分がみんなに教えてあげなくちゃ。ただ、本名で本を出すと家内や娘がイヤな思いをするかもしれない。そうだペンネームを考えなくてはいけない。印税が入っても誰にもわからないようにしたほうが良い。それでも週刊誌などに嗅ぎ付けられたら大変だから一切表に出さないように気をつけなければいけない。

途中見回りに来た夜勤の看護師さんにも「明日退院でうれしくて眠れないんです。許してください」なんて良いながら出版のことを考えてとうとう夜が明けてしまいました。うつの眠れないのとはちょっと違う、ハイテンションで眠れない感じなのでした。

そして寝ないまま食堂へ行きみんなと話していました。すると20歳くらいの仲の良い入院患者の女性に思わず「○○して欲しい」と言ってしまったのです。彼女はまわりのひとに頼まれるとイヤといえない性癖で頼まれたことがプレッシャーでうつになってしまうのです。

そのひとに悪気は無いにしろ「○○してくれ」と頼んでしまったのです。次の瞬間、自分は大変なことをしてしまったという罪悪感が湧き上がり頭の中が膨張するような感覚に襲われました。そして家内に助けを求めるために自宅に急いで電話をしたのです。早く出てくれ、そうでないと自分の記憶が無くなってしまう。そんな恐怖感に襲われました。

電話に出た家内は「病院なんだから先生を呼んだほうが良いよ。」と言いましたが「待って待ってくれ、今電話を切られてしまうとおれの記憶は無くなってしまうんだ。もう少しこのままでいてくれないか。」なにか話し続けないと記憶が消えてしまうと思ったわたしは家内に大変な質問をしてしまうのです。「なあ、もしおれが死んだらどうする?」「何言ってるの?」「だからおれが死んでも良いと思うか?」すると家内は「うん。良いよ。」わたしは「えっ?おれが死んでも良いの?」ともう一度聞くと家内ははっきりとした口調で「うん。良いよ。」と言ったのです。

頭の中心が崩れていく感じがして目の前の景色が歪んでいきました。電話の受話器を離してわたしはゆっくりと病室へ戻っていきました。家内がそんなことを言う訳がない。これは夢に違いない。目の前のものはクッキリしているように見えるがすべて幻だ。

みんながゆっくりと動きながら笑顔でこちらを見ています。幻だ。そうに違いない。夢だ。現実ではない。次の瞬間、これが夢であるのを確かめるようにわたしは病院の廊下をスキップしながら走り抜けました。みんなが見ています。わたしはさらにカーテンを首に巻き付けおどけて見せました。

しばらくすると看護師たちがまわりを取り囲みわたしを取り押さえました。わたしは幻がわたしを抑えていると思い込み看護師たちに汚い言葉を浴びせかけました。そしてついに押さえつけられたわたしは麻酔注射をされて眠り込みました。

目が覚めてから家内がそばにいました。わたしはベッドの上に縛り付けられていました。「夢じゃなかったんだね。ごめんね。」そういうと家内は悲しそうな顔をして頷いてくれました。いったい自分はどうなってしまうのだろう。言いようの無い情けなさでどうしようもありませんでした。

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