いつかは晴れる IT業界に勤める営業マンのうつ体験記 考え方を変える いつかは晴れる IT業界に勤める営業マンのうつ体験記
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うつ病から復職した自分の経験を生かし同じ病気で悩む人の力になりたいと思い、ブログを書くことにしました。
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いつかは晴れる IT業界に勤める営業マンのうつ体験記
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プロフィール

中田健

Author:中田健
                       現在50才でIT系企業の営業と販売促進を担当しています。41才の時にうつ病になり、入院もしましたが約2年間休職した後に無事復職、現在に至ります。
 本々は営業マンで20年順調に過ごしていましたが、職場が変わったり部下が増えたりとストレスの多い環境だったと思います。
 今はすっかり良くなったのでうつ病を早く治す考え方などをブログで伝えています。

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2011.03.05 Sat
「ふところ「1リットルの涙」母子物語」
私はうつ病になって様々な変化がありました。

辛い日々でしたが得るものもとても多かったと思います。

読書の趣味も変わりました。

発病前は「効率的な仕事術」、「出来る上司の部下指導」のように仕事中心の本が大半でした。

発病後は安らげるもの、勇気をくれるもの、優しい気持ちになれるものになりました。

主に図書館で借りるのですが最近読んだ本は木藤潮香さんの著書、「ふところ」です。

木藤潮香さんは「1リットルの涙」で有名な木藤亜也さんの母親です。

今話題の沢尻エリカが演じたドラマです。

娘・亜也さんは15歳で脊髄小脳変性症という難病にかかりました。

病気の進行に伴う障がいの重度化に、苦難な人生を歩き25歳でその人生を閉じます。

亜也さんはそれでも決して、生きることをあきらめず「人の役に立ちたい」夢も捨てません

でした。

そして闘病日記『1リットルの涙』を出版したのです。

この著書の正式名称は、「ふところ「1リットルの涙」母子物語」です。

この本では潮香さんが母親の目線でどう子供たち5人と接したかが書かれています。

私は今まで娘の亜也さんの大変さにしか目が行きませんでしたが、お母さんの潮香さんが

いたからこその『1リットルの涙』だったとわかりました。

潮香さんは愛知県立保健婦学院卒業後、保健師として愛知県下保健所・保育大学校

・総合保健センター等に勤務され、障がい児教育・老人保健・青少年健全育成等にも

携わっていたそうです。

亜也さんに対するのと同じ愛情を他人の子供にも持ち、いくつかのエピソードが紹介

されています。

私はこの本を読んで親として未熟な自分と患者として未熟だった自分に恥ずかしさを

感じました。

脊髄小脳変性症以外にも絶対に治ることがなく、生き方も苦しいことばかりです。

うつ病は決して死んでしまう病気ではありませんし、仮に治らなくとも症状を抑えて行けば

困ることも少ない病です。

自分自身だけを不幸に思わず進んでいく勇気をもらいました。

こうした闘病や子育ての本を読むことは抗うつ薬よりも効果があると思います。

ここまで読んでくれてありがとうございます。

いつものことですが、できればこのブログをたくさんのひとに読んでもらいたいのです。

その中から、少しのひとで構わないので共感して欲しいです。

そして本当に良いと思ったら下のうつ病ボタンを押してくださいね。

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2011.01.26 Wed
今更ながらプラス思考
復職して何年も経ちますが、落ち着くことがありません。

未だにあたふたすることについて落ち込むこともありますが、プラスに考えることが大事です。

順調に回復して行けば上司の期待は高まり、頼まれる仕事が増えたり、任される部下の数が

増えたり、厳しい指示が飛び交います。

ですから、調子が良くなっても気持ちが落ち着くことはないのです。

そして信頼されていると思えるのは良いことですが、怖いのは、期待に応えたいと思うと

不必要なプライドが生まれたり、無駄なプレッシャーが襲い掛かります。

こんな些細なトラブルで潰れるわけにはいかない、せっかく取り戻した信頼を失ってはいけ

ない、部下に無様な姿を見せてはいけない、苦しい顔をしてはいけないなどと考えます。

実際鼓動が激しかったり、食事が喉を通らなかったり、笑顔が作れなかったりします。

定期通院では苦しい胸の内を打ち明けますが2、3日で回復してしまうのならばうつ病では

ないでしょうとのこと。

確かに日数以外、落ち込んで辛いのと、うつ病で辛いのと見分けが付きません。

とにかく、辛ければ辛いと宣言して、できないことはできないと宣言して、それで評価が得られず

降格されても構わないくらいの気持ちを持ちたいものです。

どうしても気がつくと評価をされたい、期待を裏切りたくない、ミスしたくない、そんな気持ちに

占拠されています。

一度失った人生をやり直せる幸せ、人生丸儲けと考えたいものです。

生来貧乏性の私には大胆になれない部分が多いようです。

仕方がないので、真面目な性格の現れと考え、こういう部分は自分で自分を評価したいと思い

ます。

業績が悪ければ落ち込んでしまう自分をどうすることもできないのであれば、真面目に業績

向上に責任を感じている点を評価します。

とにかく、周りの風当たりが厳しくても自分だけは敵にならず、味方でいたいものです。

仕事の優劣はどうしようもないですが人間関係は良いので、それだけでも幸せです。

取り留めの無い話でしたが、欠点や失敗は当然あるものと受け止めて反対方向から見える

プラス点を噛み締めて、染み込ませていきます。

ここまで読んでくれてありがとうございます。

いつものことですが、できればこのブログをたくさんのひとに読んでもらいたいのです。

その中から、少しのひとで構わないので共感して欲しいです。

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2011.01.07 Fri
私たちの世界はふたつある
私たちの世界はふたつある。

実は世界はふたつ、もしくはそれ以上あるのです。

私も、世界はひとつだと40年間信じていました。

しかし、うつ病を発症することは今までの世界とは違う世界に迷い込んでしまうことなのです。

村上春樹氏の長編小説『1Q84』のようにドラマチックでも幻想的でもない世界です。

それも突然その世界に迷い込むことがあれば、その違いに気付きますが少しずつ少しずつ世界は

変わるのです。

私の場合も、最初は本の少しの違和感でした。

少し疲れる、少しイライラすることが多くなる、予想外のトラブルが起こる。

そしてその世界は次第に大きくなり、部下を叱る回数が増える、心配事が増える、知らない情報が

多くなる。

更に進むと、家族と話す時間がもどかしい、ラジオを聴きながら寝ている、新聞を買っても読まない。

もっと進むと部下や上司と話すのが億劫になる、仕事が難しくなる、常に忙しくなる。

今でも覚えているのは、うつ病発症前に会社が合併して大混乱したんですが半年経って部下に

合併で会社の諸制度が変わっていつまでたっても会社が落ち着かないと言うと部下は

「もうだいぶ落ち着いて慣れましたよ。」と応えたのです。

その時、なぜか慣れない自分に気がつきビックリしたことを覚えています。

更に進むと会議資料を作るのに2時間でできたものが5時間くらい掛かるようになっていきました。

毎週の作業なのですが少しずつ時間が掛かるようになり、そのことも後からわかったことで

当時は長くなっている意識がありませんでした。

次第にミスが多くなったり、新しい社内制度が理解できなかったり、社内の人と話すのが

億劫になったり、上司の指摘が厳しくなったりしました。

好きだったゴルフをする気力も無くなり、酒を飲みに行く相手もいなくなり、家でも下の子が

生まれたばかりでつまらぬ仕事の話もできませんので、どんどん自分を追い込んでいきました。

次第に同期入社の友人や信頼していた前の上司にも相談したくてもどう相談したら良いか

わからなくなっていきました。

休職してからは、会社を辞めないと気がすまないと思い出し、うまく喋ることができなくなり、

薬を飲んだかどうかもわからなくなり、多くなった薬の飲む種類や錠数もわからなくなりました。

散歩をしても仕事や人間関係のことがひと時も頭から離れず、特に人間関係を悪くした自分の

行動を何度も何度も一から考えて十まで考えるとまた一まで戻って後悔する、そんなことを数ヶ月

繰り返していました。

世の中もすっかり変わり、リストラや失業、不況や貧困が町中に溢れ、不安は増すばかりでした。

医師からは、うつ病とはそういう病気だと言われても、私はうつ病ではなく、性格なのだ。

病気ならば治るかもしれないが、身から出た錆、どうすることもできないとさえ思っていました。

また、自分は論理的に物事を考えると思っていたので、論理的に出口を探そうとしても自分が

悪い現実を理解するだけでした。

その後、入院までするわけですが、治療の甲斐あって1年くらいしてから病気が治れば復職できる

かもしれないと思えるようになりました。

それも突然ではなく、3歩進んで2歩さがる、本当に少しずつです。

食事が楽しみになった。

ケーキがおいしくて好きになった。

マンガ単行本のシリーズを一気に読んだ。

映画に集中できた。

音楽が新鮮だった。

スイカがおいしかった。

自転車を買いたくて買った。

音楽プレーヤーを買った。

ゴルフの練習に行った。

家事を覚えて家族の役に立った。

ジョギングの距離が300mから始めて3kmに増えた。

今思うと私にとってはうつ病の世界と現実の世界、ふたつの世界がありました。

このことを理解しないでいると深い地獄に落ち込んでいる世界がすべてになり、失望してしまいます。

実は身近な事例でこのことが証明できるのです。

他人から見ると常にガミガミ怒っているひとは、それほど怒っていない世界にいます。

イヤミを言い続けるひとは、イヤミを言っていない世界にいるのです。

仕事を真面目にやらないひとは、結構真面目にやっている世界にいるのです。

うつ病とは、この世界観の歪みを引き起こす病気なのです。

私は医師ではないのでこの話はすべて真実ではないかもしれません。

しかし、私から見た、うつ病の内側と外側を見た私の、私にとっての真実です。

この話はあなたにも当てはまるのでしょうか。

ここまで読んでくれてありがとうございます。

いつものことですが、できればこのブログをたくさんのひとに読んでもらいたいのです。

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2010.12.28 Tue
批判に感謝
しばらく、賛同いただけるコメントが多く自分を見失っていました。

ここ数日、批判をしてくださる方もあり、身の引き締まる思いです。

ありがとうございます。

私の記事はご批判の通り、矛盾だらけであると思いますし、相手にうまく伝わらない場合もあります。

しかし、私なりに誠意を持って受け止め、真剣にお応えしております。

うつ病を治したいという希望に水をさすことはご批判される方も望むことではないと感じます。

ブログはそれぞれ違う考え方を自由に発信し、読まれる方の状況に合わせた選択が魅力です。

そうした点を考慮いただき、批判はここで終了願えませんでしょうか。

それぞれの経験、考えに応じた内容で読者の気付きになれば幸いです。

よろしくお願いいたします。

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2010.12.14 Tue
自爆
うつ病が治って時間が経つにしたがって仕事も普通にできるようになりますが、そんな段階

でも再発の危険をはらんでいるものです。

今の私がそんな状況です。

仕事が軌道に乗り、部下を任されて上司や同僚からも信用され、次第に責任を持たされます。

しかし、仕事は常に順調に推移するとも限りません。

復職後、今までは仕事ができなくても当たり前、復職できただけでも幸運だと思って目立つこと

もなく、期待もされず自分でも期待せずにやってきました。

しかし、ここ半年くらいは過分にまわりの期待を背負い、無理をしてがんばってきました。

次第に上司も更に上の仕事を求めるようになり、なんとかその期待にも応えてきました。

そんな中、厳しい予算を持たされて先日は上司から言われた言葉は、「時には心を鬼にして部下

指導にあたって欲しい」。

そんな言葉がどーんと心に響きました。

休職する前に同じように予算達成が厳しいとき、上からは厳しく言われ、自分も追い詰められて

かなり厳しく部下に対した時を思い出しました。

結局、上とも下ともうまくいかなくなって孤立していって最後はうつを発症して会社を休んだ

ことと今の状況がだぶるのです。

自分の部下全員の成績が芳しくなく、その責任が全て自分の指導力の無さに起因していると、

そんな考えに占拠されてしまうのです。

だめだと思い、部下無しにして欲しいという思い半分、もし部下無しになったら気持ちが

晴れるかと考えると、それもひどく落ち込むことしかイメージできないのです。

さりとて、こんな気持ちで進んでいけば自爆は免れないという焦りが脳を覆いつくし、一歩も

前に進みません。

なんとか気持ちを切り替えなければと思うのです。

そんな日は仕事を早めに切り上げて気持ちが明るくなるドラマか、とても悲しい映画か、

人間まんざらでもないと思える本を読むか、子供とふざけるかして気持ちを落ち着かせます。

だいたい2、3日すると落ち着きを取り戻し、考えを整理します。

例えば、私が上司でなかったときは部下はとても成績優秀だったか。

答えはNo。

結果が急激に良くなったとしてもそれは偶然に過ぎない。

答えはYes。

上司は私が変われば結果が180度好転すると本気で考えているか。

答えはNo。

自分の行動がすべての結果につながるか。

答えはNo。

成績が良いのと人間関係が良いの、成績が良ければ良いのか。

答えはNo。

だったら今の自分にやれる範囲のベストを尽くすこと、プロセスを大事にしよう。

頭の切り替えができるとそんな風に考えられて目の前が明るくなります。

うつ病だからそう思うのか、こういう性格だからうつ病になるのかわかりませんが

自己中心的な考えになり、冷静さを無くしてしまうのです。

地球が回るのは自分が一生懸命やるかどうかでは決まらないのです。

寒い冬を自分の努力で暖かくすることはできないのです。

会社に行けなかった自分が仕事のことで悩めるなんて考えられない幸運です。

何度も何度もこのような同じ悩みを繰り返してしまうのもうつ病の特徴なのでしょう。

もっと客観的で冷静な目線で自分を見る必要があります。

今回も自分自身への忠告でもあるのです。

ここまで読んでくれてありがとうございます。

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